7月のご様子をお伝えいたします★グループホーム心のめ
グループホーム心のめ
グループホーム心のめ
7月のご様子をお伝えいたします。
グループホーム心のめでは、令和３年４月より「生活支援」「役割を持つ支援」に力を入れて取り組んでおります。
入居生活は、自宅での生活に比べて不規則になりにくい反面、自由で気ままな暮らしというわけにはいかない面があります。
アクティビティは、心身を健康な状態にするだけでなく、集団生活の潤滑油のような側面もあります。
小さな単位でケアを行おうという考え方が広まるにつれて、大集団で行われるプログラムではなく、活動内容にバリエーションが求められます。
私達の生活には活動と休息というメリハリがあります。
身体には、日中に活動が活発になり、夜間に休息するリズムがあり、このリズムが乱れると、夜間不眠や食欲不振、便秘など不調をきたしてしまいます。
夜、眠れるようにするには、日中に身体と心を動かしておく必要があります。
さて、ふつうの生活では、どんな活動をしているでしょうか？
家の中：身辺整理、家事、勉強などの知的活動、ゲームなどの娯楽、庭いじり、ペットの世話、休息、家族の団らん等
家の外：仕事、学校、趣味活動、友達づきあい、ボランティア活動、コミュニティ活動、ショッピング、ドライブ、旅行等
実に多様な活動をしていることがわかります。
そして、家庭生活（＝家の中）と社会生活（＝家の外）の中で、さまざまな役割を担い、いろいろな顔を持ち、喜んだり悲しんだり怒ったり、多くの事を考え、挫折や達成感を味わい暮らしています。
グループホーム心のめでは、入居者様がただただ何もせず１日を過ごすのではなく、スタッフが主体的に考え、日中の活動支援を実施することに力をいれております。
・入居者様にどのような意図でアクティビティを行うのかを考える。（身体活動を高めたい、精神活動を刺激したい、意欲を引き出したい、ストレスを解消させたい等）
・導入意図にふさわしいアクティビティを選択する。（一人の自由な時間を作る、なじみの関係を作る、気分転換を図る等）
・難しい動作や工程がないか。あればどのように補うのかを考える。
・入居者様の興味や関心を知る。（過去のはなしや生活歴、日常行動の観察の中から）
・実施してどうだったかを振り返る。※導入意図はかなえられたか？入居者様が主体的に参加できたか？入居者様の意思で選択できる場面があったか？
これらのことをスタッフが主体性を持ち考え、実践できることを目標に、令和3年4月より生活支援計画という様式を作成し実践しております。
4ヵ月実践経過し、スタッフが主体性を持ち考えることが出来はじめ、また、アクティビティとしては今まで実施していたこともあるのですが、一覧で見える表にしておくことで支援の見える化ができ、考察やアクティビティの組み立てがしやすくなりました。
また、スタッフにより利用者様とのかかわりの差がでることのない様になってきました。
利用者様の表情も変化してきており、賑やかな声が聞こえ、ホームの活性化に繋がりました。
今後も実践を続け、経過を考察していきたいと思っております。
刺激を持ち、泣いたり笑ったり、「ひと」と一緒に楽しんで生きる。とっても大切なことです。
